投稿

ラベル(GDP)が付いた投稿を表示しています

中国最新10月(2 -中国企業破たんと悪循環

イメージ
減少し続ける中国政府のお金に続き 、 2 つ目の問題を見てみましょう。 中国国内企業の破たん 資金が逃げて中国市場の規模が縮小することにより、国内企業の財政も悪化します。すでに過剰生産で赤字を出し、政府の支援なしでは生きられなかった企業達はさらに支援を必要とします。 しかしながら、その肝心な政府の貯金が 1 カ月で 3% も減るのであれば、今までのように気ままに超低金利の支援もできません。 そうなると、もちろん中国企業は債務不履行(デフォルト)に追い込まれかねません。 このデフォルトの数こそ人民元を引き下げる原因の 1 つでもあり、デフォルト数を減らすためには、さらに政府の貯金箱を消費する必要があります。 そして、以下のような悪循環ができあがります。 人民元下落→政府介入→資本国外流出→国内財政悪化→人民元下落 資本の国外流出を防ぐために、中国政府はすでに様々な策をうってきました。 しかし、そんな対策も逆に不安を招き、資本逃避に拍車を掛けているようにみえます。 「外貨準備高」こそ、今の中国の経済をかろうじて支えている資金です。中国政府がこの資金で経済介入を続ける限り人民元の大幅下落は免れられるかもしれません。 もし、介入なしに市場が動くのであれば、人民元の下落は予想して当たり前です。 19 日には、中国の最新 GDP が発表されます。 GDP 成長率がどのくらい減っているか、注目です。

中国最新10月(1 - 財布は空っぽ・バブルも限界

イメージ
中国経済への不安要素が重なったことから発生した世界株安。 中国バブルが崩壊すると言われる所以は、「減少し続ける中国政府のお金」と「中国国内企業の破たん」です。 減少し続ける中国政府のお金 中国の発表する GDP が信用できないという意見はさておき、中国経済を支える中国政府の資金が少なくなっているのは、「外貨準備高」にはっきりとあらわれました。 外貨準備高とは まず「外貨準備高」とは、ある国の中央銀行・政府が為替変動リスクを避けるために、資金を保有するものです。つまり、ドル高・ドル安などで資金の流動性が枯渇しないように ( 経済が不安定にならないように ) 、中央銀行・政府が市場に介入しますが、その際に利用するお金のことを指します。 このお金は、その国の経済保険であり、もしもの時の命綱でもあります。 輸出大国である中国は更なる輸出を誘導するために、人民元を売ってドルを買い、人民元の価格を下げようとしてきました。その結果、できあがったのが 3 兆 6000 億ドルほどの政府の巨大な貯金箱「外貨準備高」です。 そして、その貯金箱の中身が、この 1 カ月ほどで 1000 億ドルも減少しました。(ちなみにここ 1 年間でみると 5000 億ドルほど減少しています。) それは、いきすぎた人民元安を止めるために、今までとは逆に「外貨準備高」を売ったからです。 1 か月ちょっとですでに 3% 近く減ってしまった政府の貯金に、不安を感じる人はとても多いです。 といっても、まだまだ 3% の減少だけ、この調子で減っても数年間は問題ないと思うかもしれません。 手放した資金の行方 しかしながら、問題は政府が大量に売っているアメリカドルの行方にあります。 政府が売ったアメリカドル(国債)は、中国国民が買います。彼らも価格不安定な人民元を手放したいからです。そしてこの 1000 億ドルのアメリカドルは、もちろん海外へ持って行かれます。中国経済が不安定だと知っていて、国内に資金を貯金しようとする考えはもちろんないからです。 つまり、中国国内で大規模な「清算」が行われているのです。 ▶ 「中国最新10月(2」へ