海外FXはイギリスのFCAライセンスが安全 -金融庁登録の重要性-

どんなに優秀なネット証券会社が多くとも、いくつかの悪意を持ったFX業者が存在することで「海外FX」へネガティブなイメージが与えられることが多いようです。

多くの証券会社のサービス内容を知ることで、どちらの証券会社が優秀であるかを比較することはできますが、FX投資を始めたばかりの方は、どのネット証券会社がより良い選択であるかを判断することはとても難しいかと思われます。

一般的な「良い証券会社」の判断は、
  • 入出金・取引手数料
  • 取引環境のユーザビリティ
  • サポートの質・速さ
などによって行われます。

しかし、各「金融監督機関」の差はどうでしょうか?

日本国内にて拠点を持ち、活動を行われているネット証券会社であればほぼ全ての会社において同じような資金管理体制や保証が行われていますが、これらの対応は各国の「金融行為監督機関」の厳格さによって大きく異なります。

ここでは、もし国外のネット証券会社を選ぶ際には、とっても重要な「金融行為監督機関」(いわゆる金融庁)の紹介と、個人投資家にとっての違いについて紹介します。

まずはCySEC

CySECは、キプロスの金融庁です。

数千の金融企業が登録を行っており、世界で最も人気の金融サービスを行うための人気な場所としても知られています。

キプロスはヨーロッパの東側にある小さい島の国です。島だからといってこれらの登録企業達はバーチャルオフィス登録であるわけではありません。実際に(100万人以上の)人が住んでいる、金融業が盛んな国の1つです。

実はこのキプロスの金融庁CySECは、いくつかのFX証券会社のおかげで成り立っていると言われているほど、FXビジネスは国の重要ビジネスの1つでもあります。

CySECに登録を行っているネット証券会社は、XMFXProIronFXなど多く存在します。

このCySECは、日本の金融庁JFSA以上に厳格な判断を行う機関の1つです。実際にCySECからの判断により営業を停止した会社や国から追放された人物などは多く存在し、多くの金融関係のメディアが毎回のニュース発表に目を見張っています。

また、CySECに登録を行い、認可を受けている全ての金融企業は、ICF(Investor Copensation Fund)と呼ばれる補償機関のメンバーになることが義務づけられています。

このICFは2億ユーロ近くの資産を保有し、もしメンバー企業が資金面において顧客への資産返金が行えないという事態に陥った場合に、最大20,000ユーロの補償を被害にあった各投資家へ行います。

過去に実際にICFが補償を行ったという話はまだありませんが、いくつか日本語対応のCySECネット証券会社の顧客がICFからの補償対象になるという話がありました。
  • ACFX - つい先月CySECライセンスを停止された証券会社ですが、顧客の資金の分別保管をしっかりと行っており、顧客の資金の全額出金は問題なく行えるとのことで、ICFからの補償は必要がないとの判断になりました。
  • IronFX - 昨年、中国での集団での裁定取引事件から、大量の出金リクエストを受け、一時的に出金完了までに数カ月ほどかかるということがありましたが、こちらも(多少の遅れはあっても)出金拒否なく、順番に手続きが行われているとのことで、CySECからの公式の判断後、罰金もなくICFからの介入もなく現在も活動を行われています。
この補償プログラム自体、去年はじまったばかりで補償金も最大2万ユーロと少なめではありますが、もしもの場合を考えて、心の支えとなる要素でもあります。

もちろんCySEC登録企業は、全て分別保管であることが義務づけられていますので、各個人投資家の資金が入金先の証券会社によって別用に使われることはありません。

ネット証券会社がCySEC登録であることは、信用できる会社であることの証明でもあります。

ただ、いくつかのネット証券会社は、キプロスのバーチャルオフィスや私書箱を登録しライセンスを保有しており、実際の活動場所が不明な会社も存在するため、口座開設前には各証券会社の公式サイトに記入してある住所を検索して調べてみるのもいいかもしれません。

「CySEC登録」は、あなたのネット証券会社を選ぶための判断の1つになってもいいのではないでしょうか?


イギリスのFCA

UKのFCAというだけで厳格な金融庁のように聞こえるかもしれませんが、実際に歴史と威厳のある金融庁の1つです。

このFCAライセンスは、世界で最も取得の難しい金融ライセンスとしても知られています。

実際にFCA登録企業でキプロスのCySECライセンスを保有している企業は多く存在しますが、逆にCySEC登録企業ではイギリスのFCAライセンスを保有している企業はそう多く存在しません。

このFCAが厳しい点は、コンプライアンス(法令順守)と資金管理(入出金等)にあります。

FCAライセンス企業であることで、あなたの資金が守られていると言っても過言ではないほど、他にこれほど厳しい金融庁は存在しないかもしれません。

FCAにて登録し、認可を受けて活動を行われているネット証券会社はIronFX UKLand-FX UKFxPro UKなどがあります。

ここで気づいたかもしれませんが、ほぼ全てのイギリスのネット証券会社には、UKという文字が会社名に入っていることです。

この説明をするための例を出すと、実は、IronFXFxProにはキプロスの会社とイギリスの会社があります。

いずれの会社もほぼ同じデザインのウェブサイトにて管理が行われていますが、実はこれらのウェブサイトの違いがあなたの大事な資金を預ける取引口座の管理の違いを決める要素となります。

IronFXの場合。。。
  • キプロスの「IronFX Global」(CySEC、アドレスはironfx.com)
  • イギリスの「IronFX UK」(英FCA、アドレスはironfx.co.uk)
これらの2つのウェブサイトは、いずれも公式のものでどちらから口座を開設しても同じIronFXのスタッフに管理される取引口座となります。

違いは、これらの取引口座の資金や取引が管理されるルールと金融庁です。

CySECの管理下にある取引口座の際のメリットはすでに紹介しましたので、FCAの管理にあるIronFX UKにて口座を開設することによるメリットは以下の通りです。
  • 投資家の資金の分別保管
  • 最大75,000ポンド(GBP)の補償
  • ほぼ自動化された出金プロセス
イギリスのFCAは、CySECの2万ユーロをはるかに超える補償金が用意してあります。これはFSCSという補償機関からにものによるものです。

実際にスイスフランショックで破たんした「Alpari UK」の顧客は、FSCSからの補償により資産の返金が行われました。

「自動化された出金プロセス」とは、つまりは出金プロセスが早いということになります。イギリスのFCAは、投資家を保護するための規則を厳格に定めており、CySECでは許されていた「出金の遅延」も許されません。

これはIronFXの例がとてもわかりやすいと思われます。現在では、キプロスのIronFX Globalにて取引口座を開設された場合には、多少の日にちが出金完了までかかっていますが、イギリスのIronFX UKにて取引口座を開設された場合には、出金はほぼ即日に行われています。

ただ、すでに説明した通りに、取引口座を開設する際にイギリス(UK)の金融庁FCAの管理下にある取引口座を開設しない限り、これらのFCAのルールは適用されません。

例を出すとACFXはイギリスのFCAライセンスを保有するグループ企業も存在しましたが、全ての取引口座はCySECの管理下にある取引口座でありました。
FCAライセンスと公式ウェブサイトに発表してあっても、実際にはFCA管理下の取引口座を開設できない場合もありますので注意してください。

もし、ネット証券会社がFCA管理下の取引口座を提供されている場合には、他のライセンス下の口座よりも、そちらの口座開設がメリットが多いと考えられます。

IronFXの場合のイギリスの取引口座を開設する方法はコチラの記事を参考にしてください。


オーストラリアのASIC


オーストラリアのASICも、とてもルールの厳しい金融庁として知られています。

ただこの厳しさはユーザーの活動をも制限するものであり、一部の証券会社や投資家からは多少のクレームを受けているほどです。

多くの投資家に知られている通り、オーストラリア国内に拠点を持ち、ASICに登録されている証券会社は日本在住の顧客へサービスを提供することができません。

これが理由にPepperStoneやThinkForexなど多くの日本語対応の証券会社が日本市場から撤退しました。

この撤退は、実は日本の金融庁JFSAからのものではなく特別ASICからの判断によるものであり、実は日本在住者だけでなく他の国々に在住している顧客へも既に同じ規制が行われ始めています。

また、オーストラリア国内の証券会社は、国外の顧客からの資金とオーストラリア在住者の資金も別々に管理するよう指示されたりなど、各証券会社も対応を追われています。

すでに多くの証券会社がオーストラリア国外へ移動、または別会社を設立し活動を行われており、過去にオーストラリアの証券会社を愛用されていた方は、そのグループ企業を探してみるのもいいかもしれません。

オーストラリア国内の証券会社にて取引口座を開設するためには、少なくとも日本国外へ在住されていることが条件とはなりますが、もしオフショアの企業等をお持ちであれば条件はそれほど厳しいものではないでしょう。

ニュージーランドのFSC

ニュージーランド拠点に、企業登録を行われている多くのネット証券会社が「FSPR」という登録を縦に広告を行っていますが、実はFSPRはニュージーランドのただのオンラインの企業登録です。

ニュージーランドの本物の金融庁登録はFSCからのものによります。

FSCにて公式ライセンスを取得している日本語対応のネット証券会社は、Land-FXKVB Kunlunなどが存在します。

FSPRオンライン登録のみのネット証券会社は、TitanFXXMなどです。

ただ、XMはキプロスやセイシェルのライセンス等の別の国にて実際に金融サービスを提供する認可を受け活動を行っていますが、TitanFXの場合、バーチャルオフィスの住所がオンライン登録されているだけとなります。

つまりニュージーランドのネット証券会社の場合、FSPR登録ではなくニュージーランドの金融庁FSCにて登録されている企業を選択されることがお勧めされます。

このFSPRのオンライン企業登録は、多くのネット証券会社が偽の登録を行い、最近ではニュージーランドFSCからの方針により、企業登録を更に厳しくし、既存の登録企業の実状の確認と、場合によってはFSPR登録キャンセル等の対応を行われています。
既に今年に入っては数100の企業がFSPR登録から排除されました。

FSCに至っては、厳しい審査の下、内部活動に信用のあるネット証券会社のみライセンスが与えられています。

実際にライセンス保有企業であるKVB KunlunLand-FXは、過去にも実績と信頼のあるネット証券会社の2つです。


他の島々の監督機関。。。


いくつかのネット証券会社に至っては、聞いたこともないような名前の国にて企業登録をされている場合があります。

例えば、ForexClubのセントビンセント・グレナディーンというカリブの島やFXDD(元々はマルタでしたが)のバミューダ諸島などです。

これらの島の人口は数万人であり、実際に彼らがオフィスを構えているとは思えませんが、これらの島での企業登録はタックスヘイヴンとしても知られており、信用面においてはネガティブに捉えられるかと思われます。

上記のForexClubはロシアFXDDはアメリカとオフィスの場所は別に知られてはいますが、これらのネット証券会社の実際の登録場所はどこか知っておくことは重要です。

また、これらのネット証券会社は、公式ウェブサイトに本物の企業登録場所とは異なる場所にて登録し活動を行っているように見せかけている場合もあるので注意が必要です。

もしあなたが入金を行う先の企業の本当の名前や住所を確認されたい場合には、取引口座開設の際の「利用規約」等を開いて読んでみるとすぐに確認することができます。

アメリカやロシアかと思いきや、聞いたことのない企業名と住所が記載されているかもしれません。。

いずれにせよ聞いたことのない、かつ実態のわからない証券会社にて取引口座を開設し、入金を行う場合には、自己責任にて行う必要があります。

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