中国金融鎖国か適正化か。地下銀行と海外資金流出を抑制

中国金融監督機関から海外へ資金を流出する「地下銀行」への取り締まりが行われました。





取り締まりの対象となった地下銀行は、4100億元(約8兆円)相当の取引を行っており、マネーロンダリングに関与していると疑われているそうです。

彼らの取引数量はともかく地下銀行達の規模は、計8000億元(約16兆円)にも及びます。

 「中国バブル崩壊」とメディアで騒がれた後から、中国の富裕層での資金リスクオフ・撤退の影響が少しずつ数字に影響が出てき始め、中国政府からの必死な国外資金流出を防ぐ政策が取られてきましたが、今回の地下銀行の取り押さえは本気のようです。

これらの地下銀行への監視は、2,000年に入ってから常に行われており、実際に取り締まりを行い400人近くの逮捕者を出したのは、初めてとなります。

現在は、汚職対策という名目での資金流出の抑制を図っているようですが、海外への資金流出を防ぐための手段のようにも考えられます。

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既に各所ではずいぶんと話題になっていますね。

2015年の中国銀行事情としては、香港HSBCの本社移転の先行きに注視されている方も多いでしょう。

今や世界金融市場の要ともなる中国については、些細なニュースも見落とさないようしたいですね。

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