ニュージーランドFSPR 155機関のライセンス抹消

ニュージーランドの金融監督機関FSPRで登録していた155の個人と金融商品取扱業者が、10月以降の取り締まりの強化により、登録を削除されました。




NZ:FSプロバイダー登録の容易さ


ニュージーランド内での金融機関としての活動、プロバイダー登録の取得は以前から人気のあるものでした。 その理由の1つがプロバイダー登録の容易さです。

オーストラリアASICや日本の金融庁のように厳しい条件を満たす必要もなく、オーストラリアで登録を削除された金融機関もニュージーランドへ移動する形で活動を続けることはよくあるケースでした。


関係機関の動揺、新たな安心



今回の登録抹消数は過去に無いものです。

100以上の登録申し込みがあったのにも関わらず、登録削除数が上回っており、FSP登録者へ大きな動揺を与えています。

今回の処罰は、厳しくなりつつあるニュージーランドの金融規制をわかりやすく示すこととなりました。

ニュージーランドは、金融ライセンスを持つシェルカンパニーの温床とともにその不正な利用が多い国として認知されてきた部分があり、今後、少しでもそうした側面が解消されることは、今もNZライセンスを持つ金融商品取扱業者の適正に対し一定の安心をもたらすことでしょう。




上記リンク先の一覧は、現在もNZ:FSPRにプロバイダー登録されており、今回の監査をクリアした企業の一覧です。

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