10月米利上げの影響 – ドル円・株・国債へ

アメリカはFRBの利上げ待ち



利上げ後には、もちろんUSDへ資金が流れ込みます。

経済効果も数年ほどの影響がでると思われます。

ただ、他国経済の要因での利上げ判断では、今年利上げを行う必要性もないようにも考えられるため、利上げへの期待は薄いといっていいでしょう。



ユーロは、ECBの量的緩和待ち



ECBはユーロ安への動きをほのめかしています。

ECBからの量的緩和があれば、大幅にユーロ安が発生し、ECBからアメリカへの資金供給が小規模になると考えられます。

つまり、ECBの量的緩和政策も、アメリカ利上げを延長させる要因になる可能性もあります。

いづれにせよ現在のユーロ高は異常なものなので、量的緩和もいつ行われてもおかしくはありません。


日本円は日銀の金融緩和待ち



為替市場では、現在は売りずらく買いずらいドル円市場で、狭いレンジを保っていますね。

アメリカと中国のリスクオフでの資金が日本へ影響するとも見られていましたが、その結果は数字にはまだ表れていません。

大幅な予測としては、金融緩和により円安に進むとみられます。

日銀の追加緩和がないという話が広まると、更なるドル安/円高もあり得るでしょう。


アメリカ株式市場



アメリカ10年債利回りは、ここ数カ月の指標で鈍い成長を見せたため、2% - 2.3%近辺の推移が続くと思われます。

アメリカ利上げが確実でない限り、どうも動かない状態です。

ただ、ここ数年間最高値を記録してきたアメリカ株式、いつ何かのはずみで暴落するかもわかりません。

利上げが遅れるのであれば、中国経済、ECBの量的緩和の動きには要注意です。


日本株式市場



円債の10年債利回りは0.3%あたりでの推移。
追加緩和を行うかどうかで、日銀金融政策決定会合待ちです。

また、TPPの話がまとまれば、他国での影響を見る限り、日本株は値上がりします。

それは日本国内での反応はともかく、海外投資家からの日本への投資のメリットが1つ増えるからです。

また、アベノミクスとTPPでじわじわと広がる日本経済への信用から、アメリカと中国のリスクオフによる、資金の流れも今後少しずつ数字で明らかになると思われます。

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