OTCだから価格操作?いえいえ、そうではありません
株や債券とは異なり、Forexだけは世界中で平日24時間取引可能な金融商品です。
Forex市場には実際に物理的取引が行なわれている場所がありません。
OTCとインターバンク
そして、この中心となる市場がないForexは、OTC (over the counter)取引、またはインターバンク取引として分類されます。
インターバンク取引は、全ての取引が電子商取引として行われ、各取引銀行間のネットワーク上で繰り広げられる市場内での取引のことです。
そこにトレーダーが介入し、彼らが取引する価格変動を利用して、取引をする際にOTC取引が行われます。
OTC取引は、仲介となるFXブローカーがトレーダーへ提供するもので、ブローカーなしでは一般のトレーダーは取引すら行えません。
ということは、ブローカーが仲介して価格操作?
いいえ、そうではありません。
(日本を除く)世界のFXブローカーは、インターバンク取引の価格をトレーダーに提供しているだけです。
その売買価格(BidとAsk)に更なる価格差(手数料)を設けることにより、利益を上げています。
トレーダーが負けても買っても、ブローカーの利益に。「そんなのずるい!」と思うかもしれませんが、あなたの1つ1つの取引でブローカーへ利益を出させないためには、より取引手数料の低いもの、スプレッドの低いブローカーを選ぶ必要があります。