2015年12月17日 FOMC - 注目は米利上げの決断

FOMC前後の為替変動にご注意ください



日本時間12月17日午前4時(現地時間12月16日14時)にFOMC政策金利発表が予定されています。





もし、9年ぶりの利上げが実施されれば、今後数カ月間の市場の流れを利上げがコントロールをすると考えられています。

さて、FOMC後の経済市場にはどのような影響があるのでしょうか?

ここでは、Forexコラムが考えるFOMCの結果をシェアしたいと思います。


一般的な利上げシナリオ



利上げ後には、2006 – 2008年以来の米ドル・株の上昇になると予測されます。

各国の過去の指標から想定すると、パニック買いと共に米ドルの上昇は明らかと思われ、対して日本円・日本株は下落するでしょう。

日本への下落影響は一時的、数か月もすれば下落した日本株への海外からの資金の流入が期待でき、日本株も元の軌道に戻ると考えられます。


条件付きの利上げ



しかし、FOMCへの原油安の懸念は明らかです。

中国経済の不安定さと原油市場の現状では、アメリカ経済は数字上では成長していても、実際にはより不安定になっているという考えもあります。

この2つの原因が米利上げの影響力を抑える可能性もあります。

非労働者数も2008年と比べると、劇的に改善されていますが、利上げが最後の引き金になり、年間の見通しではインフレ率も労働者数も成長が止まる可能性もあります。

つまり利上げは行われても、ハト派の影響力が強いため市場への反応は薄く、全体では一時的な上昇に気を取られ、投資会社・ヘッジファンドが大きく売りに出れば、市場は数週間でガタ落ちする可能性もあるということです。


利上げ更なる引き延ばし



FOMCが「今回が最後」と期待させた結果に利上げを延長することがあれば、米ドルに影響がなくとも、FOMCの経済管理能力へのダメージは大きいでしょう。

かつ、インフレと労働者数のデータは利上げに賛成している中、FOMCが利上げをしないとなれば、中国経済と原油価格から来年の経済停滞をすでに予測しているということになります。

そうなれば、ここ6年間最高値を更新し続けてきたアメリカ株の価格の下落は間違いありません。

FOMCが成長し続けるアメリカのインフレ率と労働者数の更なる改善をもう少しまってもおかしくはありませんが、利上げ延長の可能性はとても低いと考えられます。

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